【ポケモンSM】Twitterで話題になった幻の期末試験を解いてみた④-1~禁止伝説の育成論~
続きをやっていきましょう!次は大問4です。今回はかなりマニアックな内容なのでポケモンに興味のない方はとばしてください(´・ω・`)
問 ソルガレオをレベル100まで育成する(個体値は全て31とする)。努力値を自由に配分し、ステータスを計算せよ。ただし、努力値はそれぞれが0以上252以下、合計が508以上510以下になるように配分すること。
この問題はほとんど数学関係ないですね…条件を満たす解答は何通りも存在するのですが、ポケモンマスターを目指すのであればポケモンの種族値やタイプに合わせた育成方法を考えていく必要があり、役割や目的に合わせた努力値配分はある程度のパターンに絞られていきます。
それでは、ポケモンサンに登場する伝説のポケモン「ソルガレオ」の育成について考えてみましょう。
ソルガレオのタイプはエスパー / はがね、特性は相手の技や特性で能力値を下げられない「メタルプロテクト」、
種族値は
137 - 137 - 107 - 113 - 89 - 97 計680
と、伝説のポケモンにふさわしい高さです。タイプに関しては2倍弱点が地、霊、炎、悪の4つに対して半減以下が10タイプもあり割りと優秀な部類と言えます。
特に攻撃が高く、鋼タイプの専用技「メテオドライブ」や炎タイプの高火力技「フレアドライブ」を覚えるため、物理アタッカーとして育成するのが良いと思うかもしれません。
しかし、ここで比較しなくてはならないポケモンがいます。同じタイプで高種族値のポケモン「メタグロス」です。
80 - 135 - 130 - 95 - 90 - 70 計600
であり、メガ進化すると種族値が
80 - 145 - 150 - 105 - 110 - 110 計700
まで上昇し、特性が能力を下げられない「クリアボディ」から直接攻撃の威力を1.3倍にする「かたいつめ」に変化します。
物理アタッカーとしてソルガレオとメガメタグロスを比較すると、耐久はソルガレオがやや上回っているものの、素早さと攻撃においては種族値・特性ともにメガメタグロスの方が優れています。次に技範囲を見てみましょう。
ソルガレオ…エスパー(しねんのずつき)、はがね(メテオドライブ)、ほのお(フレアドライブ、ニトロチャージ)、かくとう(めざましビンタ)、あく(かみくだく)、じめん(じしん)、いわ(ストーンエッジ、いわなだれ)、でんき(ワイルドボルト)の8種類
メタグロス…エスパー(しねんのずつき)、はがね(コメットパンチ、バレットパンチ)、かくとう(アームハンマー、かわらわり)、あく(おいうち)、じめん(じしん)、いわ(いわなだれ、がんせきふうじ)、ひこう(つばめがえし)、過去作の教え技を含めるとこおり(れいとうパンチ)、でんき(かみなりパンチ)の9種類
ソルガレオの有利な点は
・タイプ一致で威力・命中100の技「メテオドライブ」を使え、ミミッキュの特性「ばけのかわ」を無視して倒せる
・サブウェポンとしてほのおタイプの技「フレアドライブ」を使え、ハッサムやナットレイの4倍弱点をつける
・高速回復技「あさのひざし」を覚える
・受けたダメージを1.5倍にして返す「メタルバースト」を覚える
・5ターンの間素早さを逆転させる「トリックルーム」を覚える
など
一方メガメタグロスの有利な点は
・先制技「バレットパンチ」をタイプ一致かつ特性により1.3倍の威力で使える
・ひこう、こおりタイプの技を使えるためキノガッサやマッシブーン、ガブリアスやボーマンダの4倍弱点をつける
・攻撃と命中率を一段階上昇させる「つめとぎ」を覚える
・自主退場技「だいばくはつ」を覚える
・技範囲がソルガレオよりやや広い
などです。
また、禁止伝説のポケモンを使えるルールではソルガレオの他の強力な伝説のポケモン(レックウザ、カイオーガ、ルナアーラなど)と比較しなければならないため、
メガメタグロスの下位互換ではありませんが、素早さと攻撃に特化した育成を行う場合は基本的にメガメタグロスに任せた方が良さそうです。
では、どうすればソルガレオを対戦で活かしてあげられるでしょうか?長くなってしまったので次回に続きます(笑)