【ポケモンSM】Twitterで話題になった幻の期末試験を解いてみた①~基礎知識編~
とある学校の先生が配布したという幻の期末考査がTwitterで話題になっていました。
一見おふざけのようで、実はポケモンサンムーンを楽しむために重要なポイントが押さえられていて、しかも数学の勉強にもなるという素晴らしい内容だったので解説しながら紹介したいと思います。
ここで我が校の数学教師が作った幻の二学期末考査を見てみましょう
— だいき@水勢 (@daiki110716) 2017年1月19日
僕「!?!???」 pic.twitter.com/e6xaTJCb4x
1⃣ サンムーン(第7世代)におけるバトル要素についての問題。
これは知識問題なので数学は全く関係ありません(笑)
(1) 混乱状態のときに誤って自分を攻撃してしまう確率は1/3である。
⇒第6世代までは1/2だった混乱自傷確率が1/3に低下しました。これによって「いばる」で運ゲーに持ち込むクレッフィやボルトロスが弱体化し、「げきりん」で強制的に混乱状態になるガブリアスやリザードンなどが強化されました(その代わりフェアリータイプが増えたため安易にげきりんは打てなくなりましたが…)。
(2) まひ状態になると、素早さが1/2になる。
⇒第6世代までは1/4だった素早さの低下割合が1/2に上昇しました。これにより高速アタッカーはまひでも先攻しやすくなり、自分より遅い相手を「まもる」「みがわり」でハメていく害悪(?)戦法が行いにくくなりました。
また、「でんじは」の命中率が100%⇒90%となり、困ったらとりあえず「でんじは」を当てるという選択肢を選びにくくなりました。
(3) やけど状態のときに毎ターン終了時に受けるダメージは最大HPの1/16である。
⇒第6世代までは1/8だったやけどダメージが半分の1/16になり、相手をやけど状態にする「おにび」は定数ダメージを与えるというより相手の攻撃を下げるという意味合いが強くなりました。
やけどダメージが低下したことにより、状態異常のときに能力が上がる特性「こんじょう」や「ふしぎなうろこ」を持つポケモンが強化されたと言えます。これらのポケモンに「かえんだま」を持たせると、自発的に能力を上げてしかも毒や麻痺にならない状態を作れるためバトルでも活躍するチャンスが増えると思います。
(4) 「まもる」をZ技にしようした場合、受けるダメージは1/4になる。
⇒第7世代で登場したZ技、当初はダサいとかいらないとか散々言われていましたけど、ポケモンバトルを面白くする要素になったのではと思います。Z技モーションも知らないうちに見慣れてしまいましたね。
Z技・Zクリスタルの特徴は、
・バトル中1度だけZクリスタルを持たせたポケモンが使える
・Zクリスタルは「はたきおとす」「トリック」などで無力化されない
・「まもる」を貫通してダメージを与えられる(ダメージは1/4になる)
・Zクリスタルと同じタイプの技を複数持っていれば状況によって使い分けることができる
などです。タイプ的に有利な対面でも相手のZ技で強引に突破されてしまう…なんてこともありますので、対戦のときには特に注意しなければいけません。
(5) 特性「おやこあい」の2回目の攻撃は威力が1/4になる。
これは重要な問題ですね(笑) 特性「おやこあい」を持つポケモン"メガガルーラ"は第6世代で猛威を振るっており、最も弱体化が望まれていたポケモンの1つです。第7世代から2回目の攻撃の威力が1/2⇒1/4となり攻撃力は下がったのですが、バランスの良い種族値、技の追加効果(攻撃上昇、ひるみ、こおりなど)が起こる確率の高さ、技範囲の広さなどは健在で、シングルレートトップ層のメガ進化枠での使用率はシーズン1で1位となっていました。今後も対策が必須のポケモンとなりそうです。
大問1だけでかなり長くなってしまいましたので続きは次回にいたします。それでは!